前田さんが、影響を受けた『7つの習慣』。
本を読むのって苦手だから、要約だけでも、ざっくりと知りたい。
前田さんが、どんな影響を受けたのかも知りたい。
と、いった疑問に答える記事となっています。
- 前田裕二がおすすめする『7つの習慣』の要約がわかる
- 『7つの習慣』が前田裕二に、どんな影響を与えたのかわかる
1日に1冊は、本を読むようにしている前田裕二さん。
年間にすれば365冊もの本を読んでいることになりますよね。
たくさんの本を読んできた前田さんが、中でもおすすめしている『7つの習慣』。
どんな内容なのか気になってしまったので、実際に読んだ上で、みなさんに紹介していきます。
前田裕二がおすすめする7つの習慣とは?
ステティーブン・R・コヴィー博士が提唱した成功哲学の本です。
簡単に言うと、あなたが幸せを掴むために、どんな習慣をつければいいのかがわかります。
日本語のオリジナル版は、500ページもありますが、今回読んだ『まんがでわかる7つの習慣』も、しっかりとポイントが抑えられてあります。
さらに漫画なので、みなさんもイメージできるような、状況で描かれているので、かなり理解しやすいです。
『7つの習慣』とは、あなたが幸せになるため、どんな習慣を身に付けたら良いのかわかる本です。
7つの習慣の要約を紹介
7つ習慣のざっくりとした要約は、下記の通りです。
- 自分の人生のゴールを設定
- ゴールに向けて、どんな行動すれば良いのかを設定
- 自分が優先するべき行動を習慣化する方法
- 人間関係の構築の解説
7つ習慣がありますので、1つずつ解説しながら紹介していきます。
7つの習慣を読む前に
7つの習慣を読むにあたり、パラダイムという言葉を理解しておきましょう。
パラダイムとは、世の中を事象する際の基準となる考え方のこと。
引用元:まんがでわかる7つの習慣:P118
出版社:株式会社宝島社
簡単に言うと、人は自分基準で、ものごとを見ているということです。
例えば、桜が散るのを見て
と、感じる人もいれば、
と、思う人がいるようなことです。
パラダイムは、1人ひとりの、生活環境や経験の違いから、独自で作られるものなので、違っていて当然。
しかし、パラダイムの存在を知らないと、自分だけが正しいと思ってしまいます。
というのは、自分基準でしかありません。
まずは、パラダイムを理解しておきましょう。
第1の習慣~主体的である~
自分の行動を、自分の価値観で選択するということです。
そのためには、まず「自覚」をすること。
感情・欲求を切り離して、自分を見つめるようにしましょう。
「自覚」していないと、「反応的な人」になり、受け身で目の前のことに流されやすくなってしまうからです。
さらに、周りの価値観・考え方が、自分のパラダイムとなってしまいます。
例えば、結婚はしなければいけない、といった風潮です。
世の中で結婚している人は多いですが、義務ではありませんよね?
しかし、周りが結婚してきたから、結婚願望もないのに不安になってしまうのは、「自覚」もないですし、「反応的な人」です。
まずは、行動・選択を自分の価値観で決め、自覚をするようにしていきましょう。
第2の習慣~終わりを思い描く~
目標を決めてから、行動する習慣をつけましょう。
人生には終わりがあるからです。
しかし、多くの人は日々の忙しさから、忘れてしまっている人が多いです。
それは、目標がないため計画を立てられないで、目の前のことに流されてしまっていることになります。
自分の明確な目標を決めてから、逆算してどんな行動をとるか習慣づけましょう。
第3の習慣~最優先事項を優先する~
第3の習慣は、第1と第2の習慣を日々の生活で実践する方法です。
第2の習慣で、目標を明確に決めても、行動がともなわなければ、達成することはできません。
そこで時間の使い方が、重要になってきます。
緊急でないが、重要なことに使う時間を増やしていきましょう。
時間の使い方の優先度は、下記の表にまとめました。
【第Iの領域】 緊急で重要なこと 減らす | ・締め切りのある仕事 ・大事な人との急な約束 ・病気や災害 |
【第Ⅱの領域】 緊急ではないが重要なこと 増やす | ・人間関係づくり ・仕事や勉強の準備・計画 ・健康維持や自己啓発 |
【第Ⅲ領域】 緊急だが重要でないこと 減らす | ・日々の電話や会議、報告書 ・重要でないメールへの返信 ・突然の来客の対応 |
【第Ⅳの領域】 緊急でも重要でもないこと 減らす | ・待ち時間 ・テレビやネットを見続ける ・だらだらとゲームや携帯電話を使う |
スケジュールを組んでいくので大事なことは、役割と目標です。
例えば、仕事で成果を出したいという人であれば、自分を成長させるという役割があります。
目標を達成にするために、やらなけらばいけないことを予定に入れていきます。
- 読書
- セミナーに参加
などが、浮かんできます。
の順で、予定を埋めていきましょう。
でも、想定外のことがあったらどうすればいいの?
急な仕事を頼まれたときは、勇気を出して断ることも大事です。
ですが、毎回断るというのも心苦しいので、そこは柔軟に対応していきましょう。
3回に1回は、受け入れるとか、自分なりのルールを決めておくといいですね。
基本は、自分のことを優先して時間を使っていきましょう。
第4の習慣~Win -Winを考える~
人と関わっていく中で、お互いにプラスになることを心がけましょう。
人間関係には6パターンあるので、表にまとめました。
Win−Win ・自分も相手も勝つ ・両者が望む結果を得る | Lose−Lose ・自分も相手も負ける |
Win−Lose ・自分が勝ち、相手が負ける | Win ・自分だけの勝ちを考える |
Lose−Win ・自分が負けて、相手が勝つ | NO Deal ・Win−Winに至らなけらば、取引しない |
Win -Winを考えることで重要なことは、
- 相手のWinを考える優しさ
- 自分のWinを主張する強さ
の、2つになります。
どちらも、Win -Winにならなけらば、辞めるのも1つの選択肢です。
でも、みんなが得するってことって本当にあるの?
ていうか、やらしい話、自分の損得ばかり気にしてしまう気がする…。
と、思っている方は、マインドを切り替えるように習慣づけましょう。
「幸せを独り占めしたい」という発想は、コヴィー博士のいう『欠乏のマインド』になります。
欠乏のマインドとは、
この世の幸せの量は決まっていて、誰かが一部をとると、それが自分の幸せの量が減る、というふうに考えている。
引用元:まんがでわかる7つの習慣:P142
出版社:株式会社宝島社
という、マインドです。
日本でお金持ちが、一定の層に嫌われたりするのが、わかりやすいかと。
自分に思い当たるふしがあるのなら、『豊かさのマインド』に切り替えていきましょう。
豊かさのマインドとは、
すべての人が満足することは可能という発想。
引用元:まんがでわかる7つの習慣:P142
出版社:株式会社宝島社
もし今、あなたが欠乏のマインドだとしたら、幸せは新しく生み出せるという、豊かさのマインドに切り替えていくことを、習慣づけましょう。
第5の習慣~まず理解に徹し、そして理解される~
第4の習慣で触れた、人間関係を築くために心がける習慣です。
結論、まずは相手の話を聞くことです。
なぜなら多くの人は、自分の話をしたがっています。
というか、みんな話したいという欲求がありすぎて、他の人の話なんて上の空。
自分の話を聞いてもらうことで欲求が満たされ、初めて相手の話を聞く姿勢になるのです。
話を聞くときにもポイントがあります。
- 先回りしない
- 解釈しない
- 批判しない
相手が話している時に、共感できるエピソードがあって、つい自分の経験談でアドバイスをしてしまうことは、かえってNG。
となり、失望させてしまいます。
話を聞くときは、相手に興味をもち、話の内容をありのままを受け止めましょう。
そうすれば、自分の話も相手に聞いてもらえる流れになります。
第6の習慣~シナジーを作り出す~
個人の能力を合わせて、能力以上の成果を出すことです。
1+1=2ではなく、1+1=3にも4にもなるということです。
シナジーを作り出す上で、大事なことは、お互いを認め、尊重すること。
パラダイムを、理解することになります。
よく年配の方が、
というのです。
人それぞれ、パラダイムが違うのは当たり前ですよね。
シナジーを作り出す上では、自分の限界・弱点を認め、相手の姿勢・着眼点を学ぶ姿勢が大事になっていきます。
そして、シナジーを生み出すコミュニケーションには、3つのパターンがあります。
防衛的コミュニケーション
相手を警戒しながら、コミュニケーションを取ってしまい、片方の案だけしか残らないコミュニケーションです。
尊敬的コミュニケーション
ある程度の理解はできているが、相手のパラダイムまで考えることができていない、コミュニケーションです。
相手のことは尊重しているが、譲り合いも生まれてしまい、妥協した成果で終わってしまいます。
シナジー的コミュニケーション
それぞれの相違点を理解した上で、お互いの目線で問題をみて共感しえる、コミュニケーション。
どちらかの意見ではなく、両方の意見を生かしたことを作り出せます。
できるまでには人間関係の構築が必要になってきますが、目指すべきはシナジー的コミュニケーションです。
第7の習慣~刃を研ぐ~
人生を送る上で、最も重要なのが人格を高めることです。
仕事なんかでは、
- スキル
- 実績
なんかが重要視されがちですが、
「この人と一緒に仕事をしたい」
と、思われるようになることが大切。
そのためには、
- 肉体的側面
- 精神的側面
- 知的側面
- 情緒的側面
を、鍛えることが重要なので解説していきます。
肉体的側面
- 食事
- 休養
- 運動
で、肉体的能力を維持、高めることです。
運動するのは、めんどくさい
と、思うときもありますよね。
ここで第1の習慣の主体性が必要になってきます。
と、主体的に取り組めれば、精神的な面も高めることができます。
精神的側面
自分の価値観を明確にし、決意を強化する活動のことです。
本で紹介されているのは、
- 読書
- 座禅
- 瞑想
などになります。
結論、自分の価値観を再確認することになります。
知的側面
趣味・仕事以外の勉強になります。
勉強は自分をより理解することができ、能力もあげてくれます。
日記なんかをつけるのも、効果的だそうです。
情緒的側面
人間関係をよりよくする活動です。
- 人を気遣う
- 約束を守る
- 誠実さを行動で表す
といった行動の積み重ねが、信頼関係を高めていきます。
結論、4つの側面をバランスよく、気長に磨いていくことで、人格を作りあげることにつながっていきます。
7つの習慣まとめると
7つの習慣をサックとまとめると
- 自分の人生の目標を明確にする
- 目標から逆算し、行動をとる
- 目標を達成するための、行動を習慣づける
と、いうことになります。
7つの習慣を読んだ前田裕二は、どんな影響を受けた?
前田さんの著書『人生の勝算』『メモの魔力』を読んでみると、前田さんは人生は7つの習慣を実践していることがわかります。
前田さんが受けたと思われることは、下記の通りです。
- ゴールを決め、逆算して努力する
- 怠け癖を、習慣化することで改善
- 人同士の絆の重要性
1つずつ解説していきます。
ゴールを決め、逆算して努力する
前田さんは、人生において自分のコンパスを持つことが重要だと言っています。
前田さんのいうコンパスとは、自分の人生での目標みたいなことです。
これは、7つの習慣でいう第2の習慣のことになります。
目標を明確にし、どんな行動をとれば良いかというのを、前田さんも実践しています。
前田さんも怠け癖を、習慣化することで改善
やはり、前田さんも人間なので、怠けてしまうことがあるそうです。
それを習慣という仕組みを使うことで、怠けることをなくしています。
習慣化するまでは、ある程度の努力が必要です。
しかし、習慣化してしまえば、
「今日、あれやるのめんどくさいなぁ」
という考えがなくなり、主体的になります。
おかげで、自分のやるべきことに、集中することができるのです。
前田さんは、歯磨きくらいの感覚で習慣化することを、心がけています。
人同士の絆の重要性
前田さんが、サラリーマン時代から意識していることです。
外資系の銀行で営業をやっていた前田さんですが、商品を買ってもらうには「人格」が重要だと実感したそうです。
お客さんと仕事で関係を持つ前に、
- 飲みに行ったり
- バンドを組んだり
と、とにかく相手に興味を持つようにしていました。
前田さんが、お客さんに親身になったことで、相手も自然と心を開いてくれて、仕事もうまくいくようになったそうです。
これは、第5の習慣のことですね。
今回の記事では、長くなってしまうので、下記の記事を読んでもらえば、前田さんの人生が7つの習慣を実践していることがわかると思います。
みくる。 SHOWROOMの前田裕二さんって、かっこいいよなぁ。 すごく丁寧な口調で、物腰が柔らかいし。 でも、「子どものときから親がいなかった」って言ってた…。 本人はサラッとしゃべってるけど、かなり気になる。 […]
7つの習慣を身につけるには、30日間からの継続
本を読んで理解はしたものの、習慣化するのは、かなり難しいです。
まずは、30日間継続することがスタートラインになります。
全てを実践するのは、かなり大変なので、主体的に動くということから、始めてみましょう。