キングコング西野の絵本ってかなり売れてるみたい。
どんな絵本なのか、ちょっと気になるかも…。
おすすめの1冊が知りたいなぁ。
映画化もされたみたいだけど、どの作品だろう?
今回はキングコング西野が作った、絵本を実際に読んでみました!
読んだ絵本のあらすじを紹介の上、とくにおすすめの一冊を紹介させていただきます。
キングコング西野の絵本を3作品紹介!
キングコング西野の絵本のおすすめの順は、以下の通りです。
- 1.えんとつ町のプペル
- 2.チックタック約束の時計台
- 3.オルゴールワールド
1つずつあらすじを、紹介していきます。(ネタバレしているので注意!)
大ヒット作品『えんとつ町のプペル』
物語は、ゴミから生まれたゴミ人間プペルの誕生によってスタートします。
プペルは空が煙に覆われた、えんとつ町のハロウィンに参加。
町の子供たちは、ハロウィンで仮装していたこともあり、プペルの存在にはとくに驚きません。
ハロウィンの終了と同時に子供たちは、通常の生活に戻っていきます。
しかし、プペルは本物のゴミ人間。
町の人たちは人間ではないと気付いた瞬間、プペルに心無い言葉を浴びせ、厄介者扱いするようになります。
そこに1人の少年ルビッチは、プペルに声をかけ体をキレイにしてあげます。
2人は仲良くなり、ルビッチは尊敬していた父のことをプペルに話始めます。
煙に覆われている町の住人は、星の存在を知らないこと。
ルビッチの父は星を見たことはあるが、町の人からはウソつき呼ばりされ死んでいったこと。
ルビッチとプペルは仲良くなっていきますが、町中から厄介者扱いされているプペルと一緒にいることでルビッチもいじめられることに。
ルビッチはプペルといると、いじめられてしまうことから、
「もう君とは会えないよ。もう君とは遊ばない」
2人は遊ぶことはなくなってしまいます。
ルビッチと過さなくなったプペルは、どんどん汚くなっていき、いじめもエスカレート。
ある日、プペルはルビッチの家を訪れます。
そこには、ズタボロになり変わり果てたプペルの姿が。
プペルは、
「いこう、ルビッチ」
と言い、風船をつけた船で空へと向かっていきます。
煙を抜けた向こうには無数の星が散らばっていました。
ルビッチはプペルが、
- 星を見せてくれたこと
- 会わない期間に、ルビッチが無くした父の写真を懸命に探してくれたこと
に感謝。
プペルが照れて鼻の下をこすった仕草に、ルビッチは父親の影を重ねていました。
伏線の回収に驚かされる『チックタック約束の時計台』
ある森の外れに、壊れてがいないが11時59分で止まっていた不思議な時計台がありました。
そこには毎日、時計の歯車を手入れするチックタックという、偏屈なおじいさんが住んでいます。
修理にきた役場の男は、なぜ時計台が止まっているのか?
ということを尋ねると、チックタックは話し始めます。
昔、チックタックには恋人のような存在、ニーナがいました。
ある日、ニーナが時計台に遊びにくることに。
チックタックは、ニーナに
「ながい針はだいたい1時間にいちどは、みじかい針に追いつくんだけど、11時台だけは追いつかないんだよ」
「ふたつの針がつぎにかさなるのは、12時」
と、時計が生き物のように説明します。
2人は時計台の中でたくさんの時間を過ごし、思い出はどんどん増えていきました。
ニーナは、ある秘密をチックタックに打ち明けます。
それは呪われた島『太鼓島』にしか生えていないヤクの木が、ニーナの腕に生えてきたこと。
実はニーナの母も、同じ呪いにかかって死んでしまっていたのです。
チックタックは、トムじいさんに相談すれば大丈夫ということを伝え、ニーナも一安心。
2人は12時の鐘を時計台で聞くことを約束し、帰ることに。
しかし、突然火の鳥が火の雨を降らせ、町は一瞬で炎に包まれてしまいます。
火の雨はやみましたが、ニーナの姿は見つかることはありませんでした。
チックタックはニーナの死を受け入れられず、時計台で、ただ泣き続ける日々。
ニーナと約束した、1ヶ月後の12時に時計台が動かなくなります。
そこから時計台は、動くことはありませんでした。
1通り話を聞いた役場の男は、自分が医師であることを伝え、ニーナが生きていることも伝えます。
ニーナは伝染病であることが判明し、チックタックに病気を移してはいけないと、会うのを拒んでいたのです。
ワクチンが開発され、ニーナの病気も完治。
チックタックとニーナが出会ったとき時計台は動き出し、約束の時間を差したのでした。
原案はタモリさん!オルゴールワールド
空中帝国ではカンパネラが、空に飛び出すほど長いラッパを作っていました。
なぜあんな物を作っているのだろう?と周りが心配する中、カンパネラはいつも、
「ちょっくら奇跡に用がある」
と、返事をするのでした。
カンパネラは少年時代、望遠鏡をのぞいてばかりいました。
ある日、いつものように望遠鏡をのぞいていると、『えんとつ町』からの煙の量が多く、星空を見ることができません。
そこで望遠鏡の角度を変え、5000メートルしたの森を見ることに。
1週間ほど観察していると、赤毛の女の子を発見し、カンパネラは非常に驚きます。
なぜなら空中帝国では、森は細菌だらけで人が住めるような場所ではないと学校で習っていたからです。
さらに観察していくと、他の人間も暮らしていることがわかります。
カンパネラが30歳になったとき、極秘任務として森の調査をすることに。
調査していくにつれ、カンパネラは人類の進化の歴史を知ることになります。
昔は森で住んでいた人間だったのですが、人口の増加に伴い、ビルが増えていきます。
そしてビル同士がつながるようになり、空中帝国が誕生。
多くの人間は、空中帝国に移住することになるのですが、一部の人間は森で生きることを選択。
そして2つの国で住む人間が、別れることとなりました。
カンパネラは望遠鏡で見つけた女の子、ヨナヨナと会うことに。
ヨナヨナと話していくうちに、お互いの国の価値観が違うことに気付きます。
するとヨナヨナは、アンモナイトのオルゴールを取り出し音色を聞かせることに。
カンパネラには、初めて聞くとても優しい音色でした。
カンパネラは、どうすれば空中帝国と森がつながるようになるのか考えるように。
森の長老から、
「感動じゃよ」
と、言われカンパネラは空中帝国へと戻ります。
そして50年…。
カンパネラが作っていた、ラッパが完成したのです。
ヨナヨナからもらったアンモナイトのオルゴールを使い、やさしい音色はラッパを通して空中帝国・森へと響き渡りました。
おすすめの1冊は『えんとつ町のプペル』
おすすめの理由は、以下の通りになります。
- キングコング西野の大ヒット作品だから
- 日本のハロウィンを知っているから話が入りやすい
- 『えんとつ町のプペル』は西野の自叙伝でもある
順に解説していきます。
キングコング西野の大ヒット作品だから
えんとつ町のプペルは、累計部数が50万部を突破。
さらに映画化も決定。
絵本を読んだ後、映画を見て楽しむことができます。
絵本では、
- 登場していないキャラクター
- 描かれていないストーリー
が、映画では公開されます。
えんとつ町のプペルを読むことで、映画をより楽しむことができます。
日本のハロウィンを知っているから話が入りやすい
実はハロウィンの日に、町がゴミだらけになるのは日本だけだからです。
普通であれば、
と、なりそうですよね。
ですが、ハロウィンのゴミ問題があることで、プペルというキャラクターが、意外にもすんなりと受け入れらます。
子供だけでなく、ハロウィンに参加・見たことのある人であれば、大人でも絵本に夢中になってしまいますよ。
『えんとつ町のプペル』は西野の自叙伝でもある
えんとつ町のプペルは、西野さんの体験をベースに、作られているからです。
例えば、
ゴミ人間であるプペルは、とくに悪いことはしていないが、みんなと違うということから、
- 罵声を浴びる
- 厄介者扱いされる
西野さんの実体験の場合、絵本を描いてみようと行動。
誰かに迷惑をかけてはいないが、
- 芸人が絵本を描くなんておかしい
- 芸人ならテレビに出ろ
と、いった感じ。
『えんとつ町のプペル』を読むことで、西野さんのこともわかる1冊となっています。
みくる。 キングコング西野の絵本、『えんとつ町のプペル』が映画化されるみたい。 声優もかなり豪華みたいだし、絵本もかなり売れてるみたいだから、どんな内容か気になるなぁ。 でも少し前に、『えんとつ町のプペル』って炎上して[…]
キングコング西野の絵本のまとめ
今回の記事をまとめると、西野さんのおすすめの絵本は、
1.えんとつ町のプペル
2.チックタック約束の時計台
3.オルゴールワールド
おすすめの1冊は、『えんとつ町のプペル』です。
西野さんの絵本は、
- 絵のクオリティの高さ
- ストーリーの伏線の回収
がすごいので、大人でも楽しめる絵本となっています。
いかがでしたでしょうか?
西野さんの絵本は、図書館でも借りることができるので、ぜひ読んでみて下さい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!