夜神月って最後なんで負けたの?自信過剰すぎて理性が崩壊してしまった模様

夜神月が最後を迎える回ですが、なかなか理解しずらいですよね。

月が魅上にノートを差し替えるようにして、ニアがジェバンニに頼んでノートを細工して、でも本物のノートは違うところに隠しておいて、急にメロが出てきて…。

月とニアが直接対決をして、魅上が実際ノートを使うと誰も死なない。
そして、ニアが勝てたのは「メロのおかげです」と言い始め、よくわからないですが、月はどんどん理性を保てなくなるオチ。

どうしようもできなくなった月の最後を見て、「月、負けたのね
と、なった人も多いのではないでしょうか?

そんなちょっとしたモヤモヤを解決するため、デスノートDEATHNOTE(1-12巻 全巻+13巻) 全巻読み直して、みなさんにわかりやすく紹介していきます。



夜神月って最後なんで負けたの?

デスノートといえば、すごい心理戦・頭脳戦が繰り広げられます。

まずは、ニアと月の戦略について解説していきます。

ニアの戦略

キラに実際にノートを使ってもらい、名前の書かれていない人が犯人という、証拠を残して逮捕する戦略です。

キラに負けを認めさせる意味もありますし、証拠を抑えなければ逮捕できませんから。

そのため、デスノートに細工をします。

月と面会する日に合わせて、ノートのページを差し替えていきます。

月と面会する日が1月28日。

会う日までは、デスノートとして普通に使えるようにしておきます。

具体例は、下記の画像の通りです。
※1月24日に右側のページで終了していたとします。

 

1月28日を普通のページに差し替えることで、名前を書かれても死にません。

1月28日の面会に合わせて、月が魅上にSPK・捜査本部のメンバーの名前を書かせ、名前の書かれていない月がキラという証拠を残すためです。

しかし、デスノートに名前を書かれては死んでしまいますから、1月28日に合わせてページを差し替えします。

みくる。
そんな、ピッタリ行くのかな?
もし1月25日とかに2ページ使ったら、失敗することになるけど。

 

これは、魅上の性格が几帳面であることが大きく関係しています。

魅上は、毎日1ページぎっしりと、デスノートに犯罪者の名前を書き込むルーティーンだったからです。

1ページ以上書くこともなければ、全く書かない日もありません。
1ページ、ピッタリ毎日更新です。

さらに、毎週、木・日曜日と欠かさずジムに行き、月に1度25日に銀行に行くと決めている、魅上の生活リズムもニアは把握済み。

ジムに行っている間に、ノートに細工をし、万全の体制を整えていました。

月の戦略

月の戦略は、ニアが細工してくることを見越して、魅上に偽のノートを持たせておき、1月28日にだけ本物のノートにSPK・捜査本部のメンバーの名前を書かせるという戦略です。

月は、ニアの戦略を読んでいたので、魅上には本物ノートは隠させておきました。

ニアに偽のノートとバレないように、

  • 尾行している人の前でわざとノートを使う
  • ジムであえてノートに細工してくるように仕向ける

と、魅上を行動させてきました。

月はあえて、ニアがノートに細工しやすいようにしていたのです。

しかし、毎日の犯罪者の裁きも、やらなければいけません。

偽のノートではできないので、本物のデスノートのページを、高田清美に渡して書き込んでもらっていました。

出典元:デスノート12巻P76 出版社:集英社

さらに、亡くなった犯罪者を一致するように、高田と魅上で連絡をとり、魅上は偽のノートに高田清美が裁いた犯罪者の名前をしっかりと書き込んでいます。

そうすることで、SPKの尾行にノートを見られても怪しまれずに済むのです。

1月28日に、本物ノートを使い名前を書き込んで月の勝利というシナリオです。

戦略的には、月のほうが1枚上手だったんですね。

メロの高田清美拉致事件をきっかけに、月は負けることに

月が負けた理由は、メロが高田を拉致したことで、魅上が本物のデスノートを使ってしまったからです。

月は時計に仕込んでいたノートの切れ端で、高田を焼身自殺させます。
ここで、魅上も高田と連絡が取れなくなったことで、魅上も高田の名前を書き込もうとします。

しかし、魅上は本物ノートは手元にないので、デスノートを隠し場所から出さなければいけなかったのです。

几帳面な性格の魅上なのですが、とっさのトラブルで、普段とはしない行動をとってしまいます。

月25日にしか銀行に行かない魅上が、26日も行ったところをニアは見逃さず、本物のノートのありかをわかったのです。

そして本物デスノートを、そっくりそのまま偽のノートに作らせ、魅上に使わせるようにします。

結果、月は本物ノートが細工されていることには気づかず、魅上がSPK・捜査本部のメンバーの月以外の名前は書き込まれず、それが証拠となり、月は最後負けることになりました。

負けた後の月の最後は、感情が崩壊

ニアに負けたことを認め、自白し始める月。最初は平然を装いキラが正義であることを、主張し始めますが、他のメンバーは共感することはありません。

隙を狙って、時計に隠していたノートの切れ端に、ニアの名前を書こうとしますが、松田が発泡し失敗に終わります。

その後の月は冷静さを失い、高田、海沙の名前を呼び助けを求め、手錠をかけられた魅上を怒鳴るなど、内面がどんどん崩壊していきます。

出典元:デスノート12巻P123 出版社:集英社

最終的にリュークに頼るのですが、月の完全敗北を見たリュークは、退屈しのぎにもなったし、ピンチは乗り切れないと判断。月は最後、リュークのデスノートに名前を書かれ、最期を迎えることになりました。

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アニメ・ドラマ・映画での夜神月の最後の違い

先ほど紹介した月の最後は、漫画のオチになります。

アニメ・ドラマ・映画では、また違った展開になっているので紹介して行きます。

アニメ

アニメ版の違うところは、

  • 月が最期を迎える場所
  • リュークに頼らなかったこと
  • 魅上が自ら命を絶つ

という3つの点です。

追い詰められた月をみた魅上は、絶望したのか、手首もしくは心臓部から大量の出血をし亡くなったと思われます。

魅上の出来事に捜査本部・SPKが気を取られている間、月はYB倉庫が逃げ出すことに成功。

しばらく走り続け、違う倉庫に逃げ込むのですが、煙突の上にいるリュークは月が完全に負けたことを把握。月はリュークに名前を書かれ、エルの幻想を見ながら心臓麻痺で最期を迎えます。

映画

月はエルに敗北します。

月がエルを倒す戦略は漫画同様、レムにエルの名前を書き込ませ殺す予定だった月。

しかし、エルはレムより先に、自らノートに名前を書き込んだことで、レムがデスノートに書いたのは無効となります。

エルは1度死んだフリをし、そこで月はキラだということを、証明してしまったんですね。

結果、月はキラだということがバレて捜査員に囲まれてしまいます。

最後は、リュークに捜査員を殺すように頼むのですが、月が名前を書かれてしまい、最期を迎えます。

月が敗北するまでの攻防は違いますが、リュークに名前を書かれるというオチは、漫画・アニメと一緒です。

ドラマ

ドラマ版は、最後の話までの展開は違うものの、ノートをすり替えるというのは同じです。

しかし、漫画版と違う点は、魅上が月を助けようとする点と月の最期の迎え方が違います。

月はキラであることがバレ、捜査本部・SPKに囲まれてしまうことに。

そこで魅上は、月が捕まらないように、周りにあった燃料を撒き散らし、建物に火を放ち助けようとします。

建物が燃え盛る中、月以外のメンバーは外へ避難。

残った月は、燃えているデスノートを拾うが、服に付着していた燃料に、テスノートの火が点火され焼身死します。

月の最後は理性を失い、どんどん崩れていく

ニアの戦略を読み取り、万全の対策をしていた月でしたが、メロが命と引き換えに起こした高田清美の誘拐したことがきっかけで敗北することになりました。

漫画・アニメ・映画・ドラマと、月の敗北の仕方は少し異なるところはあります。

しかし、月が最後に理性が崩壊していくのは一緒ですのが、デスノートを見比べるのは、違ったおもしろさがありますよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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