前田さんって、メモの魔力で有名なイメージ。
1日に相当なメモをとるらしいけど、どんなことをメモするんだろう?
メモの取り方、なんかも知れたら参考にしたいな。
と、いった疑問に答える記事となっています。
- 前田さんは、どんなことをメモするのかわかる
- 前田さんの、メモの取り方がわかる
実際にメモの魔力を読んで、調べてみました。
記事の後半では、本を読んで前田さん流のメモの取り方を参考に、メモを取ってみました。
どんな効果があったのかも、紹介していきます。
前田裕二のメモの取り方には2種類ある
前田さんのメモには、
- 記録的メモ
- 知的生産のメモ
の、2種類あります。
それぞれのメモの違い取り方を、解説していきます。
記録的メモの取り方
簡単にいうと、忘れないためのメモのことです。
子供におつかいを頼むようなときに、
- 豚こま肉500g
- 玉ねぎ2個
- じゃがいも2個
- にんじん1本
と、いった感じ。
みなさんも1度は使ったことのあるメモが、記録的メモになります。
知的生産のメモの取り方
アイディアを生み出すための、メモのことです。
知的生産のメモは、記録的メモから自分で
- 感じたこと
- 考えたこと
を、抽象化し転用したメモのことです。
先ほどのメモを参考にすると、
- 今日の晩御飯は、カレーか肉じゃが?
みたいな感じです。
前田さんが、重要視しているのは知的生産のメモをとることです。
前田裕二流のメモの取り方
前田さんのメモの取り方を、具体的に解説していきます。
メモはいつでも取れるように
前田さんは、常にメモを取っています。
- 世の中のトレンド
- お店の看板
- 歌の歌詞
- 人との会話
といったことを、常に
- スマホのメモ帳
- 小さめの手帳
- ノート
- 資料の空いている所
に、メモしています。
メモをとる際は、標語→ファクト→抽象化→転用
前田さんのメモの取り方で、最も特徴的なのが
参考画像は、こちらになります。
少し言葉が、難しいので1つずつ解説していきます。
標語
簡単にいうと、キーワードのことです。
例えば、すき家の看板を目にしてメモを取ろうとした時。
標語のスペースに、
- 『すき家の看板』
と、メモします。
ファクト
ファクトは、事実・情報のことです。
先ほどのを例にして、『すき家の看板』のファクトをメモしていきます。
- 看板の背景が赤
- 文字は白
- 「す」がとくに強調されている
- 文字の筆記が、筆書きみたい
と、いった感じになります。
抽象化
抽象化とは、ファクトで重要なことを読み取り、シンプルにすることです。
ここからは、自分で考えてメモをしていかなければいけません。
『すき家』の看板のファクトから、抽象化するとこんな感じです。
- 背景が赤なので、目につきやすい
- 逆に文字が白のため、店の名前が記憶に残りやすい
最初は難しいですが、あまり難しく考えないで、メモを取っていきましょう。
連想ゲームのような感覚で、やっていくと割とメモすることができます。
転用
転用とは、抽象化したことを自分のことに置き換えて、どんなことに使えるかメモしていきます。
先ほどの抽象化したメモから、何かチラシやポスターで広告する際に転用して考えてみると
- デザインする際は、派手な色を使ってみよう
- あくまで、文字が引き立つように
という感じで、1つのメモが完成します。
前田さん流のメモは、情報を網羅し考えることが重要
知的生産のメモをとるには、しっかりと考えることが重要。
とくに抽象化するとき、曖昧な言葉を使うことができないからです。
例えば、『すき家の看板』を抽象化したとき、
- すき家の看板、めっちゃ目立つ
だけでは、転用することができませんよね?
そのためにも、ファクトで少し過剰なくらいメモをとり、じっくりと考えて抽象化していきましょう。
転用すれば、自分のアイディアとなります。
1日1つであっても、1週間あれば、7つもアイディアが生まれることに。
知的生産のメモをとることで、仕事・生活でいつでも応用することができます。
まずは、些細なことからでもメモをしていきましょう。
前田裕二のメモの取り方でメモしてみた【実践編】
今回は、メモの魔力を読みながら、実際に前田さんのメモの取り方で、メモをとってみました。
メモをとる際に準備するもの
準備するものは、ノートもしくはメモ帳。
そして4色のボールペン。
今回は、ノートを用意しましたが、資料の隙間や裏紙なんかでも大丈夫です。
前田さんが使っているノートについては、こちらの記事で詳しくまとめました。
みくる。 せっかくメモをするなら、前田さんと同じ、モレスキンのノートにメモしたい。 でも、前田さんが使っているメモ帳って、実際どんな感じのノートなんだろう? と、いった疑問に答える記事になります。 […]
ちなみに前田さんは、モレスキンのハードカバーノートを、新卒のときから10年以上愛用し続けています。
メモをとる際のノートの準備
まずノートは、見開きで使います。
標語→ファクト→抽象化→転用
に分けるので、線を引いていきます。
標語のところは、他と比べて狭くても大丈夫です。
左上に、メモをとった日の日付。
その横に、タイトルを記入。
実際に、やるとこんな感じです。
これでノートの準備はOKです。
4色ボールペンの役割
4色ボールペンの使い方は、下記の表にまとめました。
黒 | 基本 | 客観 |
緑 | 自分が思ったこと | 主観 |
青 | 引用・重要なこと | 客観 |
赤 | 最も重要なこと | 客観 |
前田さんが使っているボールペンは、ジェットストリーム4&1。
今回は、実際に前田さんと同じものを購入しました。
前田さんが使っているペンについては、こちらの記事に詳しくまとめました。
みくる。 前田さんって、メモをとるとき、どんなペンを使っているんだろう? やっぱり、ペンにも相当こだわってるのかな? せっかく買うなら、前田さんと同じのが使いたい。 と、いった疑問に答える記事となっていま[…]
実際にメモを取ってみた
今回は、『メモの魔力』を読みながら、メモを取っていきます。
読み進めていく中で、気になったことを、標語の欄に記入。
そして、ファクトを書いていきます。
左のページは、こんな感じになります。
そして右のページで、抽象化・転用していきます。
ごちゃごちゃにならないように、矢印を引きました。
これで、1つのメモは完成。
自分のブログに繋がる、知的生産のメモが増えました。
この後も読み進めていき、どんどんメモしていった結果がこんな感じです。
最初はうまく書けず、前田さんのメモを参考に取っていました。
しかし後半では、緑の色が増えていることから、自分の考えでメモを取れるように。
メモが取れていることを実感。
とくに抽象化するのが難しいですが、メモを取っているうちに慣れてくるので、心配しなくても大丈です。
前田さんのメモの取り方でわかったこと
今回、前田さんのメモの取り方で実感したことは下記の通りです。
- 情報が定着しやすい
- 作業が効率化できる
1つずつ解説していきます。
情報が定着しやすい
メモをとることで、情報が整理されて記憶に残りやすいです。
前までは、ブログの執筆をしているとき
あれ、あの情報ってどんなことだっけ?
みたいなことが、多々ありました。
しかし、前田さんくらい細かくメモをとると、記憶にも残りやすく、ノートをパッとみただけでわかります。
作業が効率化できる
メモを取っている段階で、記事のできあがりを想像することができたからです。
この情報は、必要。
メモを取ってる画像が、必要だな…。
と、いった感じです。
結果、執筆から編集するまでは、かなりスムーズに作業することができました。
スマホでのメモの取り方は、こちらの記事にまとめてみたので、参考にしてみて下さい。
みくる。 前田さんは、ノートの他にアプリでもメモをとるらしい。 どのアプリを使っているのか知りたい。 でも、アプリでメモをとるときって、どうやってとるんだろう? 便利そうなら、使ってみようかな? と、い[…]
僕もメモの魔力の取り憑かれたのかもしれない…。
今回、前田さんのメモの取り方を実践してみて、かなりメリットが多かったです。
もちろん最初は、メモをうまくは取れませんが、
だけでも、メモしておき、
は、隙間時間や1日のまとめとして、書いてみるのがおすすめですね。
まずは、1日1つ知的生産のメモを増やしてみることから、始めましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。