もう怖くない！強肩・強打の最強ショート藤堂葵！

『少年ジャンプ＋』で連載されている人気野球マンガ『忘却バッテリー』。最強と言われた清峰葉流火と要圭のバッテリーを始め、個性豊かなキャラクターがたくさん登場。それぞれの野球の能力を中心に解説していきます（ネタバレ含むので注意）。

今回の記事で紹介するのは、小手指高校のキャッチャーを務める藤堂葵です。

野球は根性とフィジカル！強肩・強打の頼れるショート藤堂葵！

大泉シニアの出身。身体能力に恵まれ強肩・強打のショートとして2年生ながらチームの中心選手だった。

1番バッターを務め、初球からフルスイングしていく攻撃的なバッター。そのスイングはパンチ力があり、すさまじい勢いの打球を放つ。

また、守備においては球際に強い。三遊間の深い打球にも追いつき、そこからノーバン送球でアウトにできる肩の強さも持ち合わせている。

藤堂葵の持論、「野球は根性とフィジカル」というのを体現したパワーを全面に押し出すプレースタイルである。名門・帝徳高校からもスカウトされていた。

あのときのエラーがトラウマに……

中学3年のときには、野球を辞めていた藤堂葵。きっかけは2年の夏の大会。同点で進む緊迫した試合展開の中、終盤に差し掛かった局面で1塁に送球エラーをしてしまう。

このエラーを皮切りに試合の流れが傾き敗戰。慕っていた先輩の最後の大会を自分が終わらせてしまったという出来事がトラウマとなり、ショートから1塁への送球イップスになってしまった。

エラーの記憶を忘れようと喧嘩に明け暮れる日々−−。エラーの記憶が消えることはなかった。

そして、野球部のない小手指高校に入学。偶然、清峰葉流火と要圭のバッテリーに会い、再び野球を始めることに。

イップスを克服するため、要圭の提案でワンバン送球を練習。以前と比べてかなり改善したが、試合では際どいタイミングはアウトにできず悔しい場面も。しかし、高校1年の夏の帝徳戦の緊迫した場面で、ノーバン送球を成功させてイップスを完全に克服した。

ひと冬超えて打力アップ！小手指の4番に！

高校に入学後の打順は、1番or2番。対戦相手によって千早とどちらが1番を打つか決めていた。

しかし、2年の夏から4番に定着。4番を務めていた投手の清峰葉流火をピッチングに集中させたいという点と、藤堂葵がひと冬トレーニングしたことにより能力アップしたところが大きい。

下半身強化により、ヘッドスピードがアップ。さらに飛距離が増して、バックスクリーンにも放り込めるようになった。

見た目とは裏腹に家庭的⁉︎

野球はパワーを全面に押し出すパワースタイル。見た目は金髪ロン毛のヤンキーといった感じ。何かあったとき、みんなからワンパンをお願いされるのも納得だ。

そんな藤堂葵ですが、意外にも家庭的な一面が。幼い頃に母を亡くしたため、家事全般をこなす。

得意料理はハンバーグ。野球部のメンバーにもごちそうしたことがあり、みんなから絶賛された。

強肩・強打の頼れる4番に進化中！

フィジカルがさらに強化されてパワーアップした藤堂葵。4番を務め、威圧感も増している模様。投手から恐れられる打者へと進化中です。