リーズナブルな価格で「イタリア式の食文化」を楽しめる『サイゼリヤ』。コスパのよさはもちろん、「ミラノ風ドリア」や「辛味チキン」といった、同店ならではの人気メニューも豊富。根強いファンも多く、連日たくさんの人が足を運ぶ人気カフェレストランです。
そんな同店が、2024年春のグランドメニューの改定を実施。リニューアルしたものも含め、新たなメニューが5つ誕生。
そこで、特に気になったメニューを食べてきました。
今回、お目当てのメニューは、イカスミパスタをリニューアルした「イカの墨入りセピアソース」。あの黒々とした名物パスタが一体、どのように改良されたのでしょうか。さらにセピアソースとは、「なんぞや?」と思いまして。
そして、もう一つが新メニューの「エビとタラコのクリームグラタン(全粒粉)」。これは、シンプルにおいしそうだったので。
お店に到着してすぐに注文。待っている間、気になっていた“セピア”の意味を調べてみます。
セピアとは?
色名の一つ。JISの色彩規格では「ごく暗い赤みの黄」としている。セピアはギリシア語で頭足類のイカのこと。
つまり、薄いイカ墨色ということでしょう。
ちなみに、リニューアル前のイカスミパスタ。
先日のTVに影響されまくった人です pic.twitter.com/h7mYofZszZ
— サイゼリヤ非公式 (@muritotoi) March 29, 2020
リニューアルされたメニューと比べると……。
かなり落ち着いた色になった印象を受けます。メニューを読んでみると、「口周りが汚れないようにセピア色に仕上げました」という、お客様への配慮も考えたうえでのリニューアルのようです。
そうこうしている間に「イカの墨入りセピアソース」が到着。
メニューの写真の通り、以前のパスタと比べて色がかなり薄くなっています。
香りを確かめてみると、色と比例するかのようにイカ墨独特の香りも控えめです。
そして一口。以前と比べてイカ墨の風味が和らぎ、イカ本来の旨味が前に出ています。いや、イカ墨がイカ本来の旨味を引き立たせているとも言えるでしょう。
さらに、ガーリックも感じることができて、パンチが増しています。
また、具材のイカは硬すぎない程度に食感が残っていて、アクセントとして◎
「イカの墨入りセピアソース」は、リニューアルしたと同時に、アップデートもされていました。
さて、お次は「エビとタラコのクリームグラタン(全粒粉)」。
ほどよくついたチーズの焦げ目。そこに、エビとタラコのピンクが加わりチャーミング。このビジュアル、完璧じゃないですか。
熱々のうちに一口。まろやかなホワイトソースとタラコの塩気は相性抜群。それが、アルデンテで仕上げられたペンネに絡んで、間違いなしの味です。
今後、『サイゼリヤ』の鉄板メニューに名を連ねる予感がします。
パスタとグラタンという、おてんばな注文をしましたがペロリと完食。
新メニューに大満足。みなさんにもぜひ食べてもらいたいです。