どうも、みくるです。では、前回の『ChatGPTを使えるか使えないかはあなた次第……』の記事に引き続き、今回は実際に『ChatGPT』を使っていきます。
そこで執筆してもらうのは、オリエンタルラジオの中田敦彦さんの経歴。
ちなみに、中田さんが出版した「幸福論 「しくじり」の哲学」のプロフィールは下記の通り。
1982年生まれ。
2003年、慶應大学在学中に藤森慎吾とオリエンタルラジオを結成。04年にリズムネタ「武勇伝」でMー1グランプリ準決勝に進出して話題をさらい、ブレイク。またお笑い界屈指の知性派としてバラエティ番組のみならず、情報番組のコメンテーターとしても活躍。14には音楽ユニット「RADIO FISH」を結成し、16年には楽曲「PERFECT HUMAN」が爆発的ヒット、NHK紅白歌合戦にも出場した。
マルチな活動はとどまるところをしらず、18年にはオンラインサロン「PROGRES」を開設。さらに19年からはYouTubeチャンネル「中田敦彦のYouTube大学」の配信をスタートし、わずか1年あまりでチャンネル登録者数が250万人を突破。いまもっとも注目されるユーチューバーでもある。引用元:幸福論「しくじりの哲学」
こんなイメージのテキストを『ChatGPT』さんに執筆していただこうと思います。
ChatGPTにブログを執筆してもらおう!
あっ、ついやってしまった。これが不毛な会話、“Garbage in, garbage out”です。
ただ、『ChatGPT』さんは思ったより愛想がよくて、感情がないようには一切見えませんね。
では、早速マニュアル通りに入力。まず、役割を与えます。
愛想がいいうえに、謙虚でもあります。これで知能も優秀なのだから、期待が高まるばかりです。
主語が明確なので非常に読みやすい文章ですが、ちょっとだけ情報が間違っていますね。
たぶん、これは僕の責任。経歴というアバウトな質問をしてしまったので、Googleという膨大なデータの中から情報の取捨選択を間違ってしまっただけなのでしょう。
しかし、『ChatGPT』の使い方は、ここからが本番。質問を重ねていけば、より洗練された回答を導き出すことができるのです。
一旦、情報の修正は放置して、先にブログ用の記事のため、内容をもっと具体的にしてもらいましょう。
素晴らしい! 要望通り、文字数が倍近くになっています。それに伴い、テキストの内容は具体性を増している。
そして、中田さんが「武勇伝」や「PERFECT HUMAN」など、何度もブレイクをしていたのは知っていましたが、「あっち向いてホイップ」というTシャツでもブームを起こしていたとは。僕が知っていた情報は、氷山の一角にしか過ぎなかったようです。
ここから間違っている情報を、改めてリサーチしてもらいましょう。
間違いも素直に認める。人間性も素晴らしいじゃないですか。
でも、まだ情報に間違いがありますね。たぶん、同時に2つの要求をされたから焦ってしまったみたい。これも僕の責任。1個ずつ丁寧に質問したほうがいいようです。
細かく、市町村まで教えてくれました。さすがですね。
とはいえ、僕が観た中田さんの自己紹介動画「【中田敦彦のしくじり武勇伝】人は何者にでもなれる、いつからでも。」によると、佐賀県出身だったような。
いえいえ、全然構いませんよ。むしろ、僕のうろ覚えな記憶を、確実なものに変えてくれたので感謝、感謝です。
次に中田さんといえば高学歴でも有名。その要素も追加したいため、新たな質問をさせてもらいます。
ふむふむ、たしかに佐賀県出身であることから、高校も佐賀県ということは否定できない。
でも、中田さんが母校に訪れた動画だと『中田が母校・東京学芸大学附属高校の教壇に立つ!』というのがあったけど。それに、先述したプロフィールだと慶應大学って載ってたし。早稲も東京六大学の1つだから、あながち間違いじゃないのかな。
どちらも信ぴょう性は高いけど、一応確認をとっておきましょう。
ふむふむ。まあ、プロフィールは最終学歴を掲載するのが一般的なので、出身高校はなしでもOKです!
それに、慶應大学であることに確信を持ててよかった。しかも学部まで教えてくれるなんて、至れり尽くせり♪
また、中田さんといえばアーティストとしても活躍。音楽活動について、もう一度情報を共有しておかなければ。
やはり、オリエンタルラジオ率いる『RADIO FISH』の代表曲といえば「PERFECT HUMAN」。リリースされた年と、収録された「キング・オブ・ジャングル」は少し異なるけど……。
あ、たぶん中田さんが「芸能界のドンになる」と公言されているから、キングの風格が出てきたと『ChatGPT』さんは認識したのかな。それで「キング・オブ・ジャングル」のほうが、ふさわしいという提案をしてくれてるんだろうな。過去のことだから上書きはできませんが、今後新曲がリリースされたとき、このタイトルになる可能性はありそうですね。
では、リリース年と収録アルバム、あと著作権の問題があるため、作詞者と作曲者の修正をしてもらいましょう。
まだ情報に誤りはありますけど……。まあ、少し手直しする程度ですから、全然、問題ありません!
そして現在、中田さんの活動のメインとなっているYouTubeについても情報の追加をお願いしましょう。
アップしている動画の内容を簡潔にまとめながらも、魅力が存分に伝わる文章。開設したのは10月1日と間違っていますが……あっ、たぶんこれは中田さんがYouTubeの師と仰ぐカジサックさんが初投稿した10月1日と同じ。記念すべき日にちを揃えるとは、なんてドラマチックな演出でしょう。
僕には、こんな感動的な物語思いつきません! 非常に勉強になります。
しかし、今回は経歴だけを紹介したいので脚色はナシにしてもらいましょう。
人工知能であっても譲れないことはありますよね。クリエイティブな仕事をするうえで、そういった心構えは大事だということを教えてくれているのでしょう。
では、今まで修正したもらった点をふまえて、再度執筆をお願いします。
しかりと拝見しました。これをもちまして校了といたします。ご執筆ありがとうございました。
恐縮ながら、少しだけ微調整させてもらいますね。
ChatGPTを使ってみての総評
誤字脱字がないうえに、長文ですらもあっという間に執筆してしまう『ChatGPT』。フィードバックをすれば、爆速で修正。これはもう、使わない手はありません!
今まで僕は孤独と闘いながら1人でブログを執筆してきましたが、こんな頼りになる相棒が居れば作業は百人力。
シンギュラリティは、すでに起こっていました。