みんなの期待に応えたい……その一心で打倒平氏を掲げた源頼朝!

偉人にインタビュー⁉︎

旧石器時代から現在の令和時代までさまざまな出来事が起こった日本。その歴史は、数々の人によって動かされてきました。もし、日本史の教科書で紹介されるような人物に、今、話を聞いたら何を語るのか? そこで、伝えられてきた偉人のそれぞれのイメージと実績がわかる、インタビュー風の記事を作成。

今回登場してくれたのは、鎌倉幕府を開いたことでお馴染みの源頼朝さんです!

源義朝の三男として誕生。平治の乱がきっかけで伊豆へ流罪となる。
その後、伊豆で挙兵。石橋山の戦いで敗れ、鎌倉に拠点を移す。
平清盛がこの世を去ったのち、木曽義仲や源義経の活躍によって平氏を倒した。



源頼朝にインタビュー!

みくる✤

頼朝さん、よろしくお願いいたします。まず、ご出身から。

平清盛

こちらこそよろしくお願いいたします。出身は尾張国、今でいう愛知県ですね。
ただ、私が子どもの頃に父が平氏との戦い敗れ、伊豆へと流されてしまって。

みくる✤

愛知から神奈川に。

平清盛

でも、悪いことばかりではなかったですよ。伊豆で出会った北条時政の娘、今は私の妻である政子と結婚できましたから。
政子は、頭の回転は早いし、教養も持ち合わせていてね。私としては、ルックスも結構タイプで……

みくる✤

自慢の奥様なんですね。

平清盛

ええ。で、私が政子といちゃついている間にも……ゴホン、失礼。
私が結婚している間も平氏は力を持ち続けていたのですが、平清盛の独裁的な政治に対し、みなさん不満を持つようになっていきました。

もう余計なことをしないでほしい

あの政策はさすがに自己中すぎますね

この世は平氏に生まれなきゃ幸せになれない

平氏だったら何をしても許されるのか?

独裁ハゲ侍

源頼朝

こんな感じで。

みくる✤

かなり支持率が低そう。

平清盛

そんな声とともに、私のもとには「平氏を倒してほしい!」といった声も多く届いていました。
戦に負けたとはいえ父は源氏のリーダーでしたから、その子である私に期待が高まるのは当然。そして、挙兵することにしたわけです。

みくる✤

打倒平氏! ですね。

平清盛

はい。とはいえ、勢いよく挙兵したものの、やはり相当な力を持つ平氏ですから、そうすんなりとはいかず、石橋山の戦いで敗北。しかし、それでもみんなは、私に期待してくれました。
次こそはみんなの期待に応えたい……その一心で戦力を整え、再び挙兵したわけです。

みくる✤

リベンジマッチ!

平清盛

弟の義経や部下の木曽義仲などの活躍により平氏に勝利! 私に期待してついてきてくれた武士たち、そして、私を最後まで支えてくれた愛する政子。みんなには感謝しかありません。
この場を借りて改めてお礼を言わせてもらってもいいでしょうか?

みくる✤

ぜひ、みなさんに向けてどうぞ!

平清盛

愛してるよ、政子♡

源頼朝のその後……

鎌倉幕府を開くなど武家政権の確立に力を注いだ源頼朝。1192年に征夷大将軍に就任。この将軍位は頼朝の就任以降、武家政権の長として特別な将軍号になりました。

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