先日、会社で忘年会が行われました。
「今年もおつかれさまでした」「来年もよろしくお願いします」という挨拶を賑やかに交わす会です。
同時に今年どんな業務に取り組んだか、そして成果を振り返る。○○に挑戦した、○○を中心に作業したなどなど。よかった点も悪かった点も見つかります。
そんな話をしていると、みんなぼんやりとではあるのですが、来年の抱負はすでに決まっているようでした(仕事もプライベートも含めて)。
実際、来年の抱負を問われて即答できる方も。
かくいう僕は……ないです。ぼんやりとした抱負もないのです。
自分だけ抱負がない気がすると、ちょっと不安になるというか焦るというか。
ちなみに「スキルアップしたい」といったような漠然とした“目標”は持っています。ただ“抱負”がないのです。
そういったことを考えていたら、ふと疑問に思ったことがあります。
そもそも目標と抱負の違いとは?
そこで目標と抱負について調べてみると下記の意味でした。
【目標】
目じるし。「目的地に達する道筋にこれと言って―になるものがない」。転じて、射撃・視線・行動などの対象となる、めあて。ねらい。まと。
【抱負】
心の中に持っている計画・決意。
「将来の―を語る」
そして、2つの言葉の違いがこちら。
AI による概要
目標と抱負の違いは、目標がゴールや目印を指すのに対し、抱負は目標を実現するための行動や計画、決意を指すことです。
たとえば、サッカーのワールドカップで優勝したいという目標に対して、毎日練習をしようと決意することは抱負にあたります。また、TOEICで700点以上取るという目標に対して、毎日1時間、英語の勉強を半年間続けることも抱負にあたります。
ふむふむ、なるほど。これを知って、僕の焦燥感は少し薄れました。
抱負とは、心の中に持っていればいい。「来年の抱負は?」「今年の抱負を教えてください」という年末年始の決まり文句は、本来の意味を考えれば、無理に答える必要はありません。
また、僕には一応、スキルアップしたいという漠然とした目標はあります。あとは、達成するためにどんなアプローチをするのか決めるだけ。「参考書で勉強する」「1カ月に本を○冊読む」など、ある程度の路線は定まりました。
そして、抱負が決まっても、自分の心の内にだけ留めておこう……かな。