卵と玉子。漢字に違いはありますが、気にせずに同じ意味として使っている方も多いかもしれませんね。
そこで今回は、同じニュアンスで使いがちの言葉を紹介。使い分け方も解説していくので、暇つぶしにでも読んでみてください。
似ているけど、実は違う?食べ物の名前!
冒頭で紹介したたまごなど、今回は食べ物について解説していきます。
卵と玉子
卵は、生き物のたまご全般のことを表す言葉。
玉子は、主に食用のニワトリのたまごのこと。
スーパーで販売されているニワトリのたまごの場合、生の状態のため卵。「たまご焼き」のように調理されると玉子として表記されるのが一般的だそうです。
和牛と国産牛
どちらも日本が産地の牛肉を想像しませんか?
和牛と呼ばれるのは日本でつくられた、黒毛和種、褐毛和種、無角和種、日本短種の、4つの品種の牛と、それらの交雑種のみ。どこで育てられたのかは関係なく、外国で育てられた牛も和牛と呼ばれます
国産牛とは、先述した4種類の和牛以外の、日本国内で育てられた牛のこと。たとえ、外国品種の牛でも、日本で育てられれば国産牛です。
パスタとスパゲティ
そもそもパスタとは、小麦粉と水を練り合わせた生地のこと。イタリア語では、幅広い概念で麺類全般を表す言葉で、さまざまな種類があるそうです。
スパゲティは、そのパスタの種類の中の一つ。パスタという大きなくくりの中に、スパゲティがカテゴライズされています。
中華そばとラーメン
しょうゆスープに入った中華麺の上に、トッピングされたチャーシューとメンマ、ねぎとナルト。どちらも見た目がそっくりですよね。
実は、みなさんが思っている通り、中華そばとラーメンは同じ料理なのです。
ラーメンは、「南京そば」→「支那そば」→「中華そば」と時代とともに名前が変化。南京も支那も中華も“中国”を表す言葉で、全て「中国の麺」という同じ意味になります。
チャーハンと焼き飯
では、こちらも見た目がそっくりな2つの料理はどうでしょうか?
チャーハンと焼き飯は調理工程に違いがあります。
チャーハンは、最初に玉子をフライパンに入れて、そのあとにご飯を投入。
焼き飯は、まずご飯と具材を炒めて、最後に玉子を入れて仕上げるのが特徴。
つまり、玉子を最初に入れるか、最後に入れるかが大きな違いです。
紹介しておいてなんですが……
今回は同じニュアンスで使いがちの言葉を紹介しました。
普通に生活を送るうえで間違って認識していたとしても、ニュアンスで十分通じますし、誰かに注意されることもないでしょうから、知識として頭に入れておく必要もありません。今まで通り小さいことは気にせず、楽しい生活をお過ごしください。