あれ?今の小学校の国語の問題って、こんなにおもしろいの⁉︎

退屈しのぎのため、久しぶりに小学生向けの国語のドリルをやってみました。

大人になった今、問題を解いてみると、そもそも問題自体がおもしろいと思ったので、いくつか紹介していきます。



言葉遊びじゃないよ!同じ読み方の漢字

間違っている漢字を、正しく書きましょう。

①合笑コンクールの会場に着いた。

答え.合笑→合唱

問題作成者の意図は勉強する意味ではなく、楽しさを知ってもらいたかったのだろう。こんな問題がテストに出題されたら、クラス全員で合笑したに違いない。

②国祭的な会議に、いくつかの市民団体が招待された。

答え.国祭的→国際的

間違いを直さないで、この文章の内容を推測すると“カンヌ国際映画祭”の打ち合わせとも考えられる。
各国の映画スターたちが豪華な衣装を見に纏い、レッドカーペットを優雅に歩く。その様子は、全世界に配信。誰が、どの賞を獲得するのか、世界中が見守り興奮する。
そんなお祭り騒ぎとなる1日を、市民団体の経験と予算でつくるとなると難しいものがある。

③その会の組織は、選出された5名の委員で講成された。

答え.講正→構成

この問題では、“その会の組織”と学校であることは明記されていない。ゆえに、組織構成、委員、この言葉から察するにーー。

④先日、テレビで伝続工芸の職人さんたちの仕事ぶりを特集していました。

答え.伝続→伝統

技術が脈々と受け継がれていることはニュアンスでわかるため、うっかり読み流してしまいそうだ。

⑤最終特点では敗れてしまいましたが、よい思い出になりました。

答え.特点→得点

テレビのゲームコーナーのように最終競技で特別ボーナス点が追加され、逆転負けをしたのかも。“よい思い出”になったことを考えると、クライマックスは大いに盛り上がったに違いない。

⑥大好きな肺優が、ドラマの中で潮風に吹かれていた。

答え.肺優→俳優

予想される俳優は“高橋克典”さん。『特命係長 只野仁』のエンディングシーンは、まさにこの問題で説明された情景そのもの。浜辺をぶらぶらと歩き、潮風に吹かれながら、ゆっくりとタバコをふかす。そんな姿に、憧れた方も多いのでは。
ちなみに、高橋克典さんは禁煙に成功。肺を患う心配はなさそう。

⑦買い物帰りに、母と店に入ってあたたかい黄茶を飲んだ。

答え.黄茶→紅茶

実は、日本一の茶産地・静岡県には『黄金みどり茶園』という農園が存在。目にも鮮やかな黄金色の茶畑が広がり、その風景はまさに幻想的。そんな茶畑から生まれたお茶も輝きを放ち『黄金みどり 煎茶』『黄金みどり ほうじ茶』と名付けられた。ゆえに“黄茶”というのも、場所や飲む物によっては間違いではなくなる。
もし、この親子が“黄茶”を飲んでいた場合、さぞかし優雅なひとときになったことであろう。

どっちが正解?答えは1つじゃないかも……

下線部に合う漢字を、◯で囲みましょう。

①週かん(刊、幹)誌を読む。

答え.週刊誌

週刊誌を新幹線の乗車中に購入したのであれば、“週幹誌”でもワンチャンをもらえるかも。

②野菜のね(値、根)段。

答え.値段

大根などの根菜類の場合は“根段”でも、いい気もしなくもない。

③ピアノの演そう(奏、装)。

答え.演奏

演装”を使う場合は、『欽ちゃんの仮装大賞』のとき。
参考文献はコチラ!

意外と難しい?思ったより簡単?

みなさんが過ごした小学校のときと、何か変わりはあったでしょうか?

時代が変化するにつれ、テスト問題や授業内容は変化していくもの。世代ごとに思うことは違うかもしれませんね。

また、科目は算数、社会、理科と盛りだくさん。ぜひ、次回の記事もお楽しみに!

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