1999年にコンビを結成した、キングコング。
ツッコミ担当の西野さんは、絵本作家・実業家としてカリスマ的な存在に。
ボケ担当の梶原さんは、YouTubeの活動を始め、チャンネル登録者数は200万人を超える、大人気YouTuberへとなりました。
デビュー当時から漫才の賞を総なめにし、20代で『はねるの扉』という冠番組をもつなど、テレビに引っ張りだこ。
順風満帆な芸能活動を送ってきた、2人に見えますが、実は幾度となくコンビ解散の危機があったそうです。
とても輝かしいコンビとしてみていたので、かなり意外でした。
そこで、今回はキングコングがなぜ解散しそうになったのかについて
- 西野さんの書籍
- カジサックさんのYouTubeチャンネル
で、調べてみました。
後半では、現在のキングコングのコンビとして活動を紹介していきます。
キングコングが解散危機①
1回目のコンビ解散の危機は、キングコングがデビューして3年目の頃になります。
キングコングとしては、1番大きな出来事になるでしょう。
梶原が失踪しキングコングは活動休止
梶原さんが急にいなくなってしまったのです。
なぜなら、仕事量が多すぎてしまい、キャパオーバーしてしまったからです。
当時の仕事は、以下のようになっています。
- 毎日、睡眠時間は2時間以下
- はねるの扉の収録は、金~日曜日まで3日間徹夜
と、いった感じになります。
さらに梶原さんは、コントをやったことがないので、周りとのレベルの差に心が折れていました。
はねるの扉の収録に行くときは、移動中の新幹線から震えが止まらなかったそうです。
ある番組収録を終えたあと、梶原さんは
「おつかれ~」
という言葉を残し、失踪してしまいました。
梶原さんは失踪しているときの記憶はなかったそうです。
そしてキングコングは、活動休止することになりました。
解散しなかった理由は?
西野さんが待っていたからです。
活動休止が決定したキングコングは、1日でレギュラー番組が全滅。
もちろん西野さんも仕事がなくなったことで、
- 今まで頑張ってきたのに…。
- こんなチャンスはもうない
- 俺のほうがネタを書いているから、忙しいのに
という、思いもあったそうです。
しかし、西野さんがピンで活動を始めたら、梶原さんが戻ってくる場所がなくなってしまうということで待ち続けたそうです。
3ヶ月ほどが経過し、西野さんが待ち続けていることを知った梶原さん。
西野さんの家に行き、土下座で謝罪。
そして2人は、キングコングとして活動を再開しました。
みくる。
キングコング梶原って、今はカジサックとして活躍してすごいなぁ。
でも、なんでいきなりYouTubeを始めたんだろう?
『しくじり先生』に出演したときは、キングコング梶原として出演してたけど、失踪したことがある[…]
キングコング解散の危機②
2回目のコンビ解散の危機は、2015年の頃になります。
西野が絵本作家としてデビュー
絵本作家としてデビューしていた西野ですが、周りからの批判が多くありました。
批判内容は、こんな感じ。
- 絵本描いてないで、テレビ出ろ
- 芸人なら、おもしろいことやれ
- 芸人なんだから、他のことはやるな
と、いった感じ。
アンチからのネットでの書き込みはもちろん、同業者の芸人からも批判されていました。
あまりにも批判がひどかったので、アンチと話したときに、
「芸人が絵本描くのはダメだけど、絵本作家がテレビに出るのはいいの?」
と、質問したところ、アンチは返す言葉がなかったのです。
そこで西野さんは、絵本作家に肩書きを変更するにしました。
簡単にいうと、
「芸人引退します」
と、いうことです。
そのためコンビも、解散するのか?
という話になりました。
解散しなかった理由は?
そもそも解散するつもりはないからです。
西野さんは肩書きを、芸人から絵本作家にしただけ。
なので、ニュースでキングコングは解散するのか?
と、流れただけです。
今後もコンビとして、活動することを表明していました。
キングコング解散の危機③
3回目のコンビ解散の危機は、2015~2016年頃になります。
当時、梶原さんが芸人を引退しようと考えていた時期です。
西野さんは梶原さんが悩んでいることを、知らなかったのです。
テレビで上手く振る舞えず引退を考えた梶原
キングコングの冠番組『はねるの扉』が終了。
その後も梶原さんは、テレビでの活躍を考えていました。
しかし『はねるの扉』が終了した後、自分に向いている番組がないことに気づいたのです。
一方で西野さんは、絵本作家として活躍し始めていたので、梶原さんはかなり焦ったようです。
当時のバラエティ番組は、ひな壇が主流。
ですが梶原さんは、かなり周りに気を遣ってしまう性格なので、ひな壇では活躍することができなかったのです。
西野の時間を奪っている罪悪感を感じる
仕事に悩んでいる梶原さんでしたが、西野さんのビジネスは、着々と花が咲き始めていました。
ですが西野さんはかなり忙しいスケジュールの中、キングコングの仕事もこなしていました。
当時の仕事は、以下の通りです。
- 地方の営業
- ルミネザよしもとでの漫才
梶原さんは心の中では、
- 自分の生活のために時間を使ってもらっている…
- コンビの仕事を減らせば、西野は自分のやりたいことに集中できるのではないか?
- キングコングをこれ以上おもしろくないコンビにしたくない
と、思っていたのです。
梶原さんは西野さんに迷惑をかけてしまっているという、罪悪感から芸能界の引退をし、コンビの解散も考えていたようです。
解散しなかった理由①
梶原さんの妻・未来子さんが止めたからです。
梶原さんは西野さんに話す前に、未来子さんに相談していました。
芸人を辞めようと思っていることを伝えた梶原さん。
未来子さんは、納得しつつも最後に
「もったいないと思う」
と、梶原さんに話しました。
未来子さんの言葉を聞いた梶原さんは、一旦引退を踏みとどまりました。
解散しなかった理由②
『快傑えみちゃんねる』のレギュラーが決まったからです。
番組MCの上沼恵美子さんから、
「あなたはスターにならないといけない人間だよ」
と、言われたました。
そこで梶原さんは、また頑張り始めたのです。
解散しなかった理由③
YouTubeと出会ったからです。
あるイベントの仕事で、YouTuberの
- 水溜りボンド
- Fischer’s
と、一緒になったとき。
2組の、人気の凄さに驚いた梶原さん。
そこで1年間YouTubeを研究し、芸人が本気でYouTubeをやっていないことに可能性を感じました。
2018年10月1日にYouTuber・KAJISACとしてデビュー。
梶原さんは自分の歩く道を見つけることができたので、キングコングを解散することは考えなくなりました。
キングコングの現在のコンビとしての活動は?
絵本作家・YouTuberではなく、キングコングとしてのコンビの活動を紹介していきます。
毎週キングコング
毎週日曜の22時頃に更新される、キングコングのYouTubeチャンネルになります。
基本的には2人がフリートークをするチャンネルです。
お互いの日常で起きた出来事を話すことが多いです。
2人が本当に楽しそうにトークしていますし、
- 西野さんの仕事の動向
- カジサックチャネルの裏話
などが聞けるので、キングコングファンとしては、とても楽しめるチャンネルとなっています。
漫才
キングコングは、なんばグランド花月で漫才をしています。
やはり2人は、漫才師。
デビュー当時から変わらない、アップテンポな漫才となっています。
芸歴20年目を越えたキングコングの漫才の立ち振る舞いは、非常にかっこいいですよ。
キングコング解散まとめ
今回の記事をまとめると、キングコングが解散しそうになった回数は3回。
- 梶原さんが失踪したとき
- 西野さんが絵本作家に肩書きを変えたとき
- 『はねるの扉』が終了し、梶原さんが悩んでいたとき
解散しなかった理由は、
- 梶原さんが西野さんに謝罪したから
- とくに解散は考えていない・ニュースで流れただけ
- 梶原さんの妻、未来子さんの言葉が1番大きかった
になります。
キングコングの現在の活動は、
- YouTubeで見れる、毎週キングコング
- なんばグランド花月の漫才
になります。
現在も活躍を見せる2人ですから、解散はなさそうですね。
いかがでしたでしょうか?
今回は、
『キングコングが解散?ピンチを乗り越えたことで現在の活躍があった!』
を、紹介させていただきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!