元祖鬼嫁? 尼将軍と呼ばれた北条政子ってどんな人?

偉人にインタビュー⁉︎

旧石器時代から現在の令和時代までさまざまな出来事が起こった日本。その歴史は、数々の人によって動かされてきました。もし、日本史の教科書で紹介されるような人物に、今、話を聞いたら何を語るのか? そこで、伝えられてきた偉人それぞれのイメージと実績がわかるインタビュー風の記事を作成。

今回登場してくれたのは、源頼朝の奥様である北条政子さんです!

伊豆国(静岡県)の武士・北条時政の長女として誕生。流罪で伊豆国にやって来た源頼朝と恋仲になり結婚。
その後、鎌倉幕府の土台づくりに貢献したり、承久の乱で勝利に導いたりと、さまざまな活躍を見せた。



北条政子にインタビュー!

みくる✤

インタビューよろしくお願いいたします。

源義経

こちらこそよろしくお願いいたします。以前、同じように旦那がインタビューされているのを見ましたよ。

みくる✤

ありがとうございます。そのときは、旦那の頼朝さんに大変お世話になりました。

源義経

なんか、カッコつけて小難しいことを言ってましたね。あと、私のことなどもちょこちょこと。ほかにも話すことがあっただろうに全く。

みくる✤

こちらとしてはいろいろな話を聞けておもしろかったですよ。ちなみに2人が知り合ったきっかけは?

源義経

平治の乱で負けた源氏が伊豆国に流罪でやって来たんです。あ、伊豆国というのは今でいう静岡。私の地元になります。
それで私の父の北条時政が頼朝の監視をすることに。私も源氏の名前は知っていたので、どんな武士なのか興味本位で覗いてみたの。そしたら想像以上にイイ男で……ゴホン。まあ、先に話しかけてきたのは旦那のほうでしたけど。

みくる✤

なるほど。それがきっかけで結婚へと繋がっていったわけですね。

源義経

はい。ただ、結婚するって言ったとき、父からはだいぶ反対されましたが。

みくる✤

え⁉︎ そうだったんですか?

源義経

ええ。まあ、普通に考えればそうなりますよ。だって、その当時って平氏がイケイケの時代。その平氏に敗れ、流されてきた武士が頼朝なわけです。
親として、そんな負け犬みたいな男と普通は結婚させませんよね。

みくる✤

娘の未来を案じるならたしかに。

源義経

でも、私は「自分の結婚相手は、自分で決めます!」と、父の反対を押し切って結婚することに。父も私の性格を知ってるから許すというか、もうそうするしかないという感じで結婚を認めてくれました。

みくる✤

政子さんのパワーがすごそう。

源義経

ただ、この結婚がきっかけで打倒平氏!の機運が高まったのはたしか。頼朝と北条氏で手を取り合い、敵対する勢力と戦っていったわけです。
そして、数々の争いに勝利し、最終的に頼朝は幕府を開くまでに。そのときは陰ながら支えてきて、「この人に決めてよかった」と思えましたね。

みくる✤

自慢の旦那さんですね。

Aさん

まあ、その瞬間くらいですけど。別れようと思ったことは数えきれません。頭にきて頼朝の愛人の家を壊したこともありましたね。

みくる✤
え⁉︎ い、家を壊しちゃったんですか⁉︎
北条政子
はい。ちなみに、当時は将軍に愛人がいるなんてことは当たり前の時代。ただ、あまりにも私のところに帰ってこないもんだから頭にきちゃって♡
みくる✤

そ、そういうことだったんですね。それは、頼朝さんが悪いかも……

Aさん

それ以来、真っ直ぐ家に帰ってくるようになったかな♪ 頼朝にはいろいろ仕事もありますから、変な虫がつかないように気をつけないと。

頼朝の死後、北条政子は……

幕府を倒そうとする勢力により、最大の危機を迎えていた鎌倉幕府。この承久の乱が起きたとき、北条政子は関東の武士をまとめあげ勝利へと導きました。ほかにも争いで数々の活躍を見せ、「尼将軍」とあだ名までついたのだとか。

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