代表作は『源氏物語』!1,000年以上のロングセラー作家・紫式部を紹介!

偉人にインタビュー⁉︎

旧石器時代から現在の令和時代までさまざまな出来事が起こった日本。その歴史は、数々の人によって動かされてきました。もし、日本史の教科書で紹介されるような人物に、今、話を聞いたら何を語るのか? そこで、伝えられてきた偉人それぞれのイメージと実績がわかる、インタビュー風の記事を作成。

今回登場してくれたのは、世界最古の長編小説『源氏物語』を執筆した紫式部さんです!

山城国(現在の京都府)出身。幼少の頃から父の熱心な教育により、たくさんの書物を読み、知識や教養を身につける。
25歳のときに結婚するも、3年後に夫と死別。この頃から、『源氏物語』の執筆に没頭する。
そのほかに『紫式部日記』や『紫式部集』なども執筆した。



紫式部にインタビュー!

みくる✤

まずは趣味を教えてください。

紫式部

はい、読書です。特にお気に入りの作品は『竹取物語』。背丈が3寸、約9cmの小柄すぎるかぐや姫を主人公としたファンタジーな物語なんですけど、登場人物の心情は非常にリアルに描かれています。それがとてもおもしろくて、何度も読み返しましたね。

みくる✤

読書が好きなこと、よく伝わってきました。昔から好きだったんですか?

紫式部

ええ。幼い頃から大好きで、『竹取物語』のほかに『伊勢物語』や『宇津保物語』なども読みました。「ここの表現はすごいな」とか「私ならこう書くかも」とか考えながら。
ただ、当時の日本って物語のような読み物がまだまだ少なくて。新しいものをもっとたくさん読みたいなって、物足りていないところもありました。

みくる✤

今の日本だと読み切れないくらい本がありますよ。

紫式部

そうですよね。本当に羨ましい。小説やマンガ、実用書、ビジネス書などなど、もう、読みたいのが多すぎて目移りしちゃう。
私が今の時代に生まれたら、本ばかり読んでずっと引きこもっちゃってるかも(笑)。

 

みくる✤

(笑)。

紫式部

あ、でも『源氏物語』を執筆し始めた頃は、夢中になりすぎて引きこもってましたね。いつの時代に生まれても、私は引きこもってるみたいです(笑)。

みくる✤

(笑)。ちなみにどうして『源氏物語』を執筆することに?

紫式部

お仕事して、結婚して、出産してと、いろいろな経験をして、そのときの自分なら何か物語を書けるのではないかと思ったからです。で、執筆してみたら、これが好評で。宮中でも評判になり、たくさんの人から「続きを書いてほしい」というお言葉をいただきました。

みくる✤

それで連載がスタートしたと?

紫式部

はい。当時は紙なども貴重なものだったんですけど、そういったものも用意してもらうかたちで。それで本格的に執筆を始めたんです。読んでくれた方々の意見も参考にしながら、書き進めていきました。

みくる✤

54巻、執筆おつかれさまでした。大変だったでしょう。

紫式部

労いのお言葉、ありがとうございます。そうですね……。長かったような短かったような……。いろいろ大変な面もありましたが、私が書きたかったことは十分に書けました。

みくる✤

では、最後に。紫式部さんが執筆した『源氏物語』の告知をどうぞ!

紫式部

『源氏物語』は、恋愛政治権力闘争、その全てを綴った小説となっています。現代を生きるみなさんにも、楽しんでもらえると思うので、ぜひ読んでほしいです!

超ロングセラー作家・紫式部

平安時代に紫式部が執筆した『源氏物語』。昔も今も変わらない人間の心情を綴っているからこそ、執筆されて1,000年以上が経った今も読み続けられているのかもしれません。

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